キャンプの楽しみといえば、キャンプ飯。
テントの設営に、遊んでいる子供の見守り・・・「子供が小さいうちは、調理に凝っている余裕がない!」という方もいらっしゃると思います。それでも、キャンプで外の空気を味わいながら食べるご飯は格別。家族みんなで作ったご飯なら尚更です!
普段食べているカレーでも、子供にとってはご馳走!今では、外での調理に優れたクッカーが沢山ありますよ。
いざ、買おうと思っても「どのメーカーのクッカーも同じに見えて、どれがいいかわからない!」とお悩みの方へ、今回は美味しい料理を作るための〝失敗しない〟キャンプクッカーの選び方や注意点についてご紹介していきます。
引用元:https://www.hilander-outdoor.jp/products/7000064
結論、普段使っている家庭調理器具の大きさと、キャンプに行く頻度で決めるのが1番です。
その理由は、キャンプクッカーはスタッキング(重ねて収納)することでコンパクトサイズで持ち運びできるものが多く、料理のしやすさは家庭用調理器具に比べると劣ってしまうから。
どれだけシンプルに〝普段使っている調理器具に近づけるか〟が重要になってきます。
まずは、材質についてご紹介します。
・アルミニウム
・ステンレス
各メーカーで多く使われていて、お手入れも簡単なこの2つに絞ってお伝えしますね。
まずは、軽量で女性でも楽に調理ができる〝アルミニウム〟。
ちなみに万能調理器具のメスティンもこの素材でできていますよ。
キャンプに行く機会が少なく、片付けやお手入れに時間をかけたくない方におすすめです!
焦げ付きにくく、長く愛用できる〝ステンレス〟。
キャンプに行く機会が多く、長く使いたいにはこちらがおすすめ!
それでは、早速メリットとデメリットで比較していきましょう。
材質 | メリット | デメリット |
---|---|---|
アルミニウム | ・軽量で持ち運びが楽 ・熱伝導率が高い (早く調理ができる) ・価格が安い | ・へこみやすい ・高火力で変形する ・食材がくっつきやすい |
ステンレス | ・焼きムラがない ・洗い物が楽 | ・熱伝導率が低い (調理に時間がかかる) ・重い、持ち運び不便 ・簡単なお手入れが必要 |
耐久性はステンレスの方が高いですが、調理のしやすさや手軽さはアルミニウムに軍配が上がります。やはり、長期的に使うのか短期間だけ使うのかによって、素材も変わってきますね。
キャンプクッカーは単品でも購入できますが、セット購入のメリットが大きいです。
・収納ケースがついている場合が多い
・デザインが統一されている
・あれこれと購入するわずらわしさがない
各メーカーでセット内容が異なるため、注目したいポイントの1つです!
次の4つは必ず持っておきたいものなので、入っているか確認しましょう。
・大鍋
・小鍋
・フライパン
・鍋蓋
ファミリーキャンプでも、この3つがあれば十分調理可能です!
次に、あると料理のしやすさが格段に上がるものをピックアップしました。
・ザル
・ボウル
・計量カップ
・取っ手
・ケトル
取っ手一体型はたたむことで収納できますが、持ちづらかったり調理中に熱く感じたりとデメリットもあります。
その他の調理器具も普段よく使うものだと思うので、あると家での調理と変わらず作ることができて、ストレスを感じることもないでしょう。
容量を間違えて購入すると、何度も調理をしたり、大きすぎて荷物がかさばってしまったりと大変な思いをすることも・・・。
少しでも快適に調理するため、最適な容量の目安とおすすめの選び方をお伝えします!
1度に調理できるものを調理器具の大きさで比較してみました。
種類 | 大きさの目安 |
---|---|
20㎝のフライパン | めだま焼き3~4個焼ける |
26㎝のフライパン | めだま焼き4~5個焼ける |
20㎝の鍋 | 4人分のスープを作れる |
26㎝の鍋 | 4人分のメイン料理を作れる |
引用元:HD wallpaper: Stainless Steel Pot on Brown Wood Stove Outside during Night Time | Wallpaper Flare
最適なキャンプクッカーを選ぶコツは、ご家庭でいつも使っている調理器具の容量を参考にすること!
ご家庭によっては、育ち盛りな子供がいたり、逆に小食でご飯を作る量が普段から少なかったりと必要な容量が変わってくるからです。とはいえ、キャンプクッカーは一般的な容量より少ない場合もありますので、後ほど紹介するおすすめ商品の番外編もぜひ参考にしてくださいね。
車の積載量や荷物の量も、キャンプをする上でとても重要になってきます。
必要なものをどれだけコンパクトに持っていけるかどうかが課題になってきますので、できるだけスタッキングできるキャンプクッカーを選びましょう!今はセットになっている商品はスタッキングできるものがほとんどなのですが、購入の時には念のため確認するのがおすすめです。
引用元:https://www.hilander-outdoor.jp/products/7000525
引用元:https://ec.coleman.co.jp/category/229/2000026764.html
キャンプ老舗メーカーのColeman。キャンプ場に行ったら1度は目にしたことがある、人気メーカーの1つです!アルミクッカーコンボは考え抜かれたスタッキング性能と、クオリティーの高さが評価されていますよ。焦げ付きにくく、お手入れのしやすさも◎
種類 | 備考 |
---|---|
鍋 | 直径22㎝×17㎝ |
ライスクッカー(炊飯3合まで) | 直径19㎝×18㎝ |
フライパン | 直径22.5㎝×4㎝ |
付属品 | 内蓋、取っ手、メジャーカップ、収納ケース |
引用元:https://item.rakuten.co.jp/luminous81023/rum042cf56e97/
Bulinは中国のメーカーで、スウェーデンの有名メーカー〝trangia〟のストームクッカーと互換性があることで、一部のキャンパーの中で話題に!中国製と聞くと不安視されてしまいますが、アメリカでは高いシェアを誇っています。
14点セットで1万円を大幅に切っており、コストパフォーマンスも抜群!
種類 | 備考 | 容量 |
---|---|---|
大鍋 | 直径18.2㎝×11㎝ | 2.6ℓ |
小鍋 | 直径16.2㎝×8.8㎝ | 1.6ℓ |
フライパン | 直径18.7㎝×5㎝ | 1.3ℓ |
ケトル | 直径15.2㎝×6.8㎝ | 1ℓ |
その他 | ボウル×4、皿×2、スプーン×1、スポンジ×1、スクープ×1 | - |
付属品 | 収納ケース | - |
引用元:https://www.logos.ne.jp/products/info/4637
1985年からアウトドアグッズを販売してきた日本のメーカーLOGOS。標高800ⅿまで使えるアイテムを開発しているにも関わらず、リーズナブルで手に取りやすい価格としてファミリーキャンパーにも人気です!
ハードアルマイト加工で傷つきにくく、耐久性に優れたクッカーセットです。
種類 | 備考 |
---|---|
大鍋(吊鍋使用) | 直径19.5㎝×24㎝ |
小鍋 | 直径17㎝×12㎝ |
フライパン | 直径17㎝×5.5㎝ |
付属品 | 収納ケース(メッシュ) |
引用元:https://www.captainstag.net/products/M-5504.html
CAPTAIN STAGは〝鹿番長〟の名称で愛される日本のメーカーです。バーベキュー文化の先駆けとも言われており、リーズナブルで使い勝手の良いギアが自慢のキャンプグッズブランド!キャンプ初心者にも最適なアイテムが多数ラインナップされていますよ。
ケトルは片手鍋としても使えること、調理器具の取っ手が取り外しが可能なところも魅力です。
種類 | 備考 | 容量 |
---|---|---|
大鍋 | 直径20㎝×13㎝ | 4ℓ |
小鍋 | 直径16㎝×10㎝ | 2ℓ |
フライパン | 直径22㎝×4.5㎝ | - |
ケトル | - | 750㎖ |
付属品 | 収納ケース | - |
引用元:https://item.rakuten.co.jp/luminous81023/rum00ad830e2b/
入門編としておすすめ!取っ手のとれるタイプの家庭用フライパンと鍋のセットです。おすすめの理由は、キャンプでも家でも使えるコストパフォーマンスの高さと、家で使い慣れてからそのままキャンプでも使えること。慣れないギアで調理をするよりもハードルがぐっと下がりますよ!
引用元:Great Ideas For Your Breakfast Menu – sweetsonhold.com
キャンプでの調理に便利なクッカーの選び方、おすすめな商品をご紹介しました。
各家庭で食事の量が変わってくるので、普段使用している調理器具を参考に〝最適なキャンプクッカー〟を見つけてみてはいかかでしょうか?快適に調理ができると、キャンプの楽しさも倍増でより幸福感を得られること間違いなしです!
※実際に、クッカーで作れるレシピをこちらの記事でも紹介しています。
クッカーの収納にも役立つ、キャンプラックの記事はこちら。
〝万能クッカー〟と呼ばれている、メスティンのレシピ記事はこちら。